スタッフコラム 「家族介護を通して感じたこと」 

 

 

 

 

「家族介護を通して感じたこと」                                          椎名由起子

 

介護ではテキパキとオムツ交換ができることや入浴介助ができることも必要ですが、それ以上に相手の気持ちに寄り添うこと(優しくもあり、厳しくもあること)を一番大切にしています。その例として、問題行動と言われるものには、たいてい理由や原因があると捉え、その行動の理由を見つけ、原因を取り除くことで解決する場合が多いです。これは介護に限らず「人との向き合い方」は同じなのだと考えています。 

また、ケアラーの働きかけ次第で、できなかったことができるようになることがあります。薬や治療による効果ではなく、ただ「ふつうに暮らす」だけです。この当たり前のように自分のことは自分でする、と思う気持ちが快方へ向かわせるきっかけになることがあります。介護を必要としている人が「その人らしく、人間らしく最後まで生きること」が何より大事なことで、それが「生きる」ということ。そのためのお手伝いが介護だと思っています。介護をしていると教わることが本当に多いです。

 

 

        

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